太陽はいっぱい

発達障害児を見守る介助員のブログ

学級内潜伏期間

現実を受け入れなければならないのは、障害児童だけではない。学級で共に生活する児童たちにとっても、少なからずその影響が及ぶこともまた事実だ。Rの場合、学級内でその兆候が強まり出したのは1学期の半ば頃だったという。


当然ご家族にとってのその胸中は計り知れないものだ。外部から問題行動の指摘を受け、疑問を抱きつつもわが子の過去を振り返る時、認めたくはない事実に苛まれるかもしれない。医学が日々進歩し、新たな病気が明確化されて行く現在を恨めしく思うかもしれない。何故なら自分たちの世代にも、似たような問題行動をとる児童は存在していたからだ。


ちょっと変わったやんちゃな子。俺の時代にもクラスに1人や2人はいた。それは体制におとなしく従順な方だった俺にとって、その自由さ奔放さは羨ましくも思える存在だった。全く世界は皮肉に満ちている。