太陽はいっぱい

発達障害児を見守る介助員のブログ

一定のカミングアウト

1学期の終わりに特別な保護者会があった、という。学級内でRの問題行動が頻繁になり、他の児童への影響が強まっていた。そこで説明会が開かれたらしい。ただRが1人でクラスをかき回していた訳ではない。主だった相手としてBという少年がいた。2人は気の合う友人関係…だと思われていた。


同年代の子をお持ちの方々ならお解りだと思うけれど、この年齢の男子は子供のようでいて大人振りたく、実は思ったよりもまだ全然子供。同じ時間を大人たちより長く過ごしては、初めての経験をスポンジのように吸収し、過去を振り返らないで生きれる才能を秘めている。俺はその才に助けられ、そして、何度か思い知らされてもいる。


保護者会の後日、学級では担任から児童たちに対しRの実情を打ち明ける時間が持たれた。俺はその詳細については知らされていない。一定のカミングアウトが為された、とだけ伝えられていた。